タイトル | ゴジラ-1.0 |
上映時間 | 125分 |
公開年 | 2023年 |
監督 | 山崎貴 |
配給会社 | 東宝 |
ジャンル | SF |
作品の感想
感動で思わずウルっと涙が出そうになりました。
良い映画でした。
怪獣映画なのでヒューマンドラマはあまり期待できないことが多いのですが「ゴジラ -1.0」は違いました。
あれ?これってゴジラの映画だっけ?と思うような戦後の復興の様子や人々の暮らしが描かれています。
監督を務めた山崎監督は「ALWAYS 3丁目の夕日」という映画でも戦後から復興しようとする日本を描いているためゴジラ映画らしいところと、らしくないところが良いバランスで混在していると感じました。
敷島と明子とノリコの親子のシーンが泣けるぜ・・・!
最後に生きててよかったよ。
戦後の日本をゴジラ<未曾有の災害>が襲う
ストーリーですが戦後間もない日本をゴジラが襲います。
戦後で資源も物資も人員も乏しいなか、どうやって日本がゴジラと渡り合っていくのか気になりますよね。
前作のゴジラ映画である「シンゴジラ」(2016年公開)は平成の日本にゴジラが現れたらどうやって立ち向かっていくのか描かれていました。
しかし、「ゴジラ-1.0」の日本は戦後で資源も物資も人員も乏しい状況です。
そんな中、どうやって日本がゴジラと渡り合っていくのかがポイントです。
ゴジラはなぜ日本に上陸したのか?
「ゴジラ -1.0」での私なりの解釈ではたまたまそこに東京があったから、だと思っています。
というのも、物語終盤でゴジラを誘いだす展開の時にゴジラに自身の声を聞かせて別のゴジラにナワバリを荒らされた、と誤認識させるシーンがありました。
ゴジラでもナワバリとか気にするんですね。
ゴジラとは?
ゴジラって災害であり神様みたいなところがあります
つまり、どうすることもできない。
なので、今できることを全部やろうという気持ちにさせてくれる不思議な存在です。
ゴジラ -1.0で一番印象的なセリフ
2点あります。
それは、
①「今できることをやるしかないんです」
未知の存在であるゴジラに対して劇中の人物たちが放った言葉です
今、ゴジラという未曽有の災害がやってくる中でどうしていいかわからない。そんな不安を抱えながら戦後の日本を生き抜いていくために絶望しないよう希望を感じる言葉でした。
②「国も他国も当てにならないなら民間でなんとかするしかない」
現在の日本に通ずる気がしてなりませんでした。がんばろう!日本!
ラストのあのシーンは?
ゴジラをみんなの力で撃破!めでたしめでたし・・・
と、ならないのがゴジラ映画です(笑)
最後の最後にゴジラの復活を予感させるシーンがありましたね。
首ごとなくなり海中深くに沈みゆくゴジラですが、少しずつ再生が始まっていました。
いや、もういいだろwww
続編の暗示なのか、それとも歴代のゴジラシリーズへのリスペクトをかねての「ゴジラシリーズ」は不滅というメッセージに感じました。
まとめ
ゴジラ -1.0は今を生きる人々に希望を与えてくれる映画です。
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